父と母への2枚目の手紙。
手紙を通して、思いを綴るとき、親の心に沢山触れるのを感じる。
言葉は道具で、思いを形にさせるために必要なものかもしれないけど、でも、言葉には道具以上の価値があるように感じる。
お互いに本心に素直になれないこと、気持ちに正直になれないこと、思いを行動に移せないこと。そんなことは沢山あったのかもしれないけど、でも、言葉を使えば、その沢山のわだかまりを超えて、お互いの胸の中の思いで繋がり合える。
手紙を書いてて、僕は自分の小ささをものすごく感じた。
何にもしていなかった、何にも与えていなかった。でも、愛されることを求めていた自分に、何度か出会い、その度に、そこを感じ取ってもらえてる奇跡を感じた。
感じ取ってもらえなかったとしたら、僕はどうなっていたのだろうか。
それを思うと、罪悪感も絶望も悲しみも、まだマシと思えてくるし、その感情を感じていられることこそ、感謝のような気がしている。
自分の中にある幾ばくかの感情を通して、学べたことも、身に付けられたことも沢山あったし、成長できたこともあった。でも、その全てが、愛さなくても愛そうとしてくれていた思いがあってのものだとしたら、やっぱりただ感謝しかない。
愛し続けてくれた父と母にただ感謝の思いをこれからも綴りたい。